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南馬宿通信

  • 2026年7月1日

コンピューターを持ち込むべからず

先日、都会から当村へやってきた移住者の若者が、あろうことか「ノートパソコン」なる薄暗い板状のコンピューターを村の広場へ持ち込み、熱心に指を動かしていました。画面に映し出される無数の英数字と不気味な光は、三つ目山の不穏な鳴動や、八つ目樹海の謎の生物の徘 […]

  • 2026年6月23日
  • 2026年6月23日

子供を連れて南馬宿村に移住するのは危険です

初夏の陽光が照りつける季節となりましたが、南馬宿村では今宵も肥溜めから立ち上る濃厚なメタンガスの臭気と、夜驚症の村民たちによる「山の神」への悲鳴が調和し、静かで不穏な夜を迎えております。皆様、健やかにお過ごしでしょうか。 さて、現在の当村は無子高齢化 […]

  • 2026年6月21日

「住めば都」は、南馬宿村では通用しません

「住めば都」とは、どんな土地でも実際に住んで慣れ親しめば居心地が良く思えるようになるという意味ですが、南馬宿村においてこの言葉は一切通用いたしません。ここは住めば住むほど心身が磨耗し、都会の常識が跡形もなく粉砕される例外の土地だからです。 都会から移 […]

  • 2026年6月15日
  • 2026年6月18日

便所の主に怯える者へ。南馬宿村における真の「共存」とは

南馬宿村の静寂を破るものは、夜驚症による村民の悲鳴か、あるいは移住者の見当違いな絶叫と相場が決まっています。 昨晩も、都会から来たばかりの若い移住者が、顔面を土気色にして家から転び出てきました。同報無線の「孤独死防止機能」の赤いボタンを自ら連打する勢 […]

  • 2026年6月12日

同報無線受信機の改造は許されない

南馬宿村にも、じっとりと肌を濡らす梅雨の季節が巡ってまいりました。連日の雨で未舗装路は底なしの泥濘と化し、各家庭の肥溜めからは湿気を含んだ濃厚なメタンガスが、いつも以上に重く村内に立ち込めております。 この時期、都会の移住者が最も注意しなければならな […]

  • 2026年6月7日

保険

先日、都会から我が南馬宿村へ移住してきた方が 「万が一のために、生命保険や医療保険に加入したいのですが、どこで手続きをすれば良いですか」 と、間抜けな質問をされました。 南馬宿村には、金融機関も郵便局も存在いたしません。 そもそも日本政府に存在を忘れ […]

  • 2026年6月1日

助け合いに公平性を求めるべからず

先日、決壊寸前の水路で行われた半強制の治水工事の最中、都会から紛れ込んできた移住者の方が「私ばかり重い土嚢を運んでいて不公平です」と不満を漏らしました。 その瞬間、泥まみれで作業をしていた村の忠雄(87歳)をはじめ、周囲にいた村民全員の動きがピタリと […]

  • 2026年5月25日

村にコーヒーを持ち込んだ大罪人(移住者)

先日、都会から来た移住者が、自宅の軒先で何やら怪しげな豆を茶褐色に焙煎していました。これを発見したキヨさん(103)が、血相を変えて周囲の村民に触れ回ったことで、現場は瞬く間に鍬や竹槍を手にした村人たちに包囲されました。 「村に呪いをかける気か!」 […]

  • 2026年5月20日

南馬宿タワー、着工前から巨大な壁にぶち当たっております

無子高齢化が極限まで進行し、人口減少に歯止めがかからない南馬宿村ですが、この危機を打破すべく、重敏村長の発案で村初となる4階建て高層マンションの建設計画が立ち上がりました。 しかし、上下水道という概念が存在しない我が村において、この近代建築は着工前か […]

  • 2026年5月19日

バイオマスへの取り組みについて

都会では環境に配慮した「バイオ燃料」とやらが注目を集めているそうですね。効率や数値を競うその姿は、私どもから見れば少々せわしなく映ります。 ここ南馬宿村では、皆様が文明の利器に依存する遥か昔から、完全なるバイオ燃料生活を確立しております。各家庭に完備 […]

>南馬宿村役場

南馬宿村役場

日本政府に忘れられた唯一の村、南馬宿村。良く言えば自然豊かな環境で人間味溢れる村人たち。悪く言えば江戸時代以下の文明レベルと感情をむき出しにする村民。そんな村八分に移住しませんか?

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