南馬宿村では各家庭に最低1つの肥溜の設置が義務化されており、可能であれば3つ以上の設置を推奨しています。
なぜ肥溜?
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肥溜はとても便利です
上下水道、下水処理施設が全く整っていな南馬宿村では肥溜は無くてはならない設備です。醗酵させれば下肥(しもごえ)という堆肥になるので、美味しい野菜作りにも役立ちます。
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肥溜はとてもエコロジーです
エコロジーな肥溜が今世界的に注目を集めています。家庭で出た糞尿を醗酵させて肥料にし、その肥料で育った野菜を食べてまた糞尿を排出し…、ほぼ完璧なリサイクルと言えます。
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肥溜は衛生的です
肥溜は汚いと思っている人も多いようですがそんなことはありません。もちろん水道水に比べれば汚いことには間違いありませんが、肥溜は醗酵すると70度位の熱を発します。さらに低酸素状態にもなるので寄生虫、大腸菌、サルモネラ菌、ブドウ球菌、クリプトスポリジウム等は死滅します。
ただし、肥溜めの発酵が十分に行われていないと、寄生虫や細菌が死滅しない可能性があります。肥溜めは定期的に撹拌して通気を行わないと、酸素が不足して発酵がうまく進みません。肥溜めの管理を怠るべからず、移住者や若い衆は率先して高齢者の肥溜めの管理をしてください。
ただし肥溜にもデメリットがあります
メリットしか無いと思われがちな肥溜ですが、肥溜に転落したらとても危険です。肥溜に転落すると発酵熱によって全身に火傷を負う可能性があります。肥溜に転落しないよう十分に注意して下さい。また、肥溜めから発生するメタンガスによる爆発事故も発生しています。肥溜が爆発すると、肥溜から飛び散った異物が皮膚にめり込んでしまう、肥溜めタトゥー(外傷性刺青)に苦しめられる可能性があります。詳しくは、肥溜め爆発事故を無くそうをご覧ください。
肥溜めタトゥーは地獄よりも苦しい
肥溜の設置
南馬宿村では勝手に肥溜の設置や撤去を行うことは禁止されています。肥溜めは正しく設置・撤去を行わないと大変危険です。肥溜めの設置・撤去の際には必ず南馬宿村の指定業者に依頼して下さい。指定業者は下記の2社です。
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肥溜設置指定業者
三郎土木(担当:三郎)
「三郎です。高品質な野壷は発酵速度も速く、撹拌し易い設計になっております。ご要望があれば曝気装置の取付も致します。」 -
肥溜撤去指定業者
正典造園 (担当:正典)
「正典です。南馬宿村では肥溜めは欠かせない設備ですが、主を失った肥溜めは放置しておくと大変危険です。そんな時は正典造園にお任せ下さい。肥溜めの撤去は簡単ではありません。三郎土木さんの肥溜めは堅牢なつくり故に撤去時には削岩機や油圧ショベルが必要です。勿論肥溜め撤去後の充填も致します。」
指定業者以外で肥溜の設置や撤去を行いますと、厳しい罰を受けることになります。年に何回か肥溜検査をしますので、絶対に指定業者以外で肥溜を設置したり撤去しないようご注意下さい。
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