南馬宿村の八つ目樹海にのみに生息する、固有の進化を遂げた生物図鑑
殺人キツツキ
殺人キツツキはその名の通り、人間を殺すことで恐れられているキツツキ。殺人キツツキの存在は人間にとって深刻な脅威となっている。
殺人キツツキは高い木の上から、一直線に人の頭部に向かって飛んできて、その嘴(くちばし)は、頭蓋骨を容易に貫通し、脳に深く突き刺さる力を持っている。刺された者が即死しなかったとしても、キツツキの嘴に潜む病原菌が脳内に侵入し、長い苦痛の末に犠牲者は命を落とす。攻撃を受けた人はその後の苦しみから逃れる為に瞬時に死ぬことが望ましい。
殺人キツツキの主な生息地は南馬宿村の八つ目樹海の奥地。人間を見つけると迷うことなく攻撃を仕掛けてくる。しかし、幸いなことにその個体数は少なく、被害者の数もそれほど多くない。それでも、この恐ろしい生物が存在するというだけで、地元の人々は常に警戒を怠らず、ヘルメットをかぶる等の対策をして樹海に入っている。
赤トコジラミ(赤南京虫)
南馬宿村の八つ目樹海に生息している恐ろしいトコジラミ(南京虫)。
色は鮮やかな赤色で、体長は5mm~1cm程。
八つ目樹海の赤トコジラミは独自の進化を遂げ、主に八つ目樹海の避難小屋や簡易強制収容BOX内に大量に潜んでいる。
人を発見すると高速で移動して皮膚に食いつき、口の奥にある針を刺して人間の血を吸う。赤トコジラミは強いアレルギー反応を引き起こす毒素を持ち、血を吸われるとその周辺の皮膚に紅斑が現れ猛烈に痛痒くなる。針を刺されたてもトコジラミが血を吸い終わり針を抜くまでは、絶対に取り除いてはならない。万一その間に赤トコジラミに触れたり刺激したりすると、毒素を針から吐き出し出し、全身に紅斑が現れ半年以上猛烈な痒さが残り、紅斑の跡も一生残る可能性が高い。
平成28年6月、鮮やかな赤色の赤トコジラミを移住者がベリーと間違えて食べてしまい、全身が真っ赤に腫れ上がって死亡している。
森の闇トンボ
南馬宿村に住むトンボの化け物のような生物は”森の闇トンボ“と呼ばれている。この生物は八つ目樹海にのみ生息しており、脚の数は8本あるいは10本。針状の口吻を使って木の樹液を飲みます。森林と共生関係にあるこの生物は、その環境に見事に溶け込んでいます。
攻撃方法は、その鋭い口吻で突き刺す「鼻の突き刺し」と、翼を強く振って攻撃する「痛い羽ばたき」がある。これらの攻撃はそれぞれ、相手に1時間以上苦痛が継続するダメージを与える。
不気味な外見とは裏腹に、森の闇トンボは比較的穏やかな性格を持っているが、縄張りを守るために戦うこともある。
白毒芋虫
白毒芋虫は芋虫でありながら成人の歩行速度程の移動能力がある。白毒芋虫は人の気配を感じるとしつこく追跡してくるが、積極的に危害を加えてくることはない。しかし、厄介なことに白毒芋虫を踏んでしまうと毒袋が破れ、毒の粉が勢いよく飛び散る。毒の粉が皮膚に触れると、焼けるような痛みを感じた後、瘢痕やケロイドの傷跡が残りそれは死ぬまで治らない。
追跡されると足元をうろつくので、かなり危険。
沼精霊
薄気味悪く陰湿な雰囲気の生物は、”沼精霊”と呼ばれている。この生物は、濁った沼地に生息する大型の両生類で、巨大なカエルとワニの混合体のような姿をしている。タフで鱗状の皮膚と水掻きのついた足を持ち、長く力強い足で水中を進み、鋭い歯が並んだ強力な顎で獲物を捕食する。
攻撃方法としては、噛みつき攻撃と尾で打つ攻撃がある。噛みつく力はそれほど強くないが、沼精霊の口腔内には得体のしれない細菌が大量に生息しており、噛みつかれた後1週間以上生きることは困難と言われている。
また、沼精霊には特殊能力の「暗視」があり、完全な暗闇であっても昼間と変わらず見ることができる。これにより彼らは夜の優れた捕食者となり、その対象には人間も含まれる。
緑目赤蛇
全長2~3メートルほどの大型の蛇。
夜間に目が赤く光る。
強い毒を持っており、噛まれたら2~3時間のたうち回り、その際の打撲や転落等で命を落とすことが多い。
主にネズミ等の小動物を捕食しているが、昔幼児を丸呑みしたこともある。しかし無子高齢化の南馬宿村ではその心配は無くなった。
大蛇(オロチ)
南馬宿村で最も恐れられている生き物の一つ。
神出鬼没で、いつどこに出没するか予測困難。
上顎を2つ持ち、全長は5メートルから30メートル程。強い毒を持っているが、その毒を持つ意味が無いほど凶暴で強い。平成32年には村長の重敏さんが小屋で小型の大蛇に襲われ巻き付かれましたが、鍬でオロチの頭を切り落とし脱出している。その時の大蛇のサイズは全長7メートルだった。
襲われたらひとたまりもないが、サイズが大きくなる程人間は眼中に無いと言われている。とは言え、とても活発に動き回るので、家ごと破壊されて命を落とした村人も少なくない。
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