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南馬宿タワー、着工前から巨大な壁にぶち当たっております

無子高齢化が極限まで進行し、人口減少に歯止めがかからない南馬宿村ですが、この危機を打破すべく、重敏村長の発案で村初となる4階建て高層マンションの建設計画が立ち上がりました。

しかし、上下水道という概念が存在しない我が村において、この近代建築は着工前から巨大な壁にぶち当たっております。一番の問題は、村の生活基盤であり文化でもある「ぼっとん便所」の配置です。4階のペントハウス(最高級住戸。牛糞堆肥30トンとの物々交換を想定)の下に、そのまま垂直に肥溜めを掘り下げた場合、3階から1階の住人は、文字通り「上から便が落下してくる」という、都会では味わえない極限の緊張感の中で暮らすことになります。

この問題を解決するため、若い衆(75歳)が「各階の排泄口を斜めにズラし、外壁に沿って流し落とす『流体落下式滑り台型肥溜め』にすれば良い」と提案しました。しかし、冬場に排泄物が凍結して巨大な氷柱となり、外壁を伝って1階の玄関を封鎖する恐れがあるため、重敏村長の怒りを買い、提案者は姥捨山への道掃除へと更迭されました。

結局、全4階の住人が1つの直通穴を共有し、下の階の住人は「上の階が用を足す時間を避けて生活する」という、村特有の高度な「助け合い」の精神で解決する見込みです。入居希望者は、耳を澄ませて上空の風切り音を察知する、高い身体鍛錬が求められます。

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南馬宿村役場

日本政府に忘れられた唯一の村、南馬宿村。良く言えば自然豊かな環境で人間味溢れる村人たち。悪く言えば江戸時代以下の文明レベルと感情をむき出しにする村民。そんな村八分に移住しませんか?

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