移住者ホームステイ制度

平成35年5月1日より、南馬宿村では”老いたる家主と移住者“が共同生活を送る、移住者ホームステイ制度を実施します。

移住者ホームステイ制度の概要

移住者は高齢者の家庭での日々の生活を手伝い、その見返りとして住み込みで働くことができます。高齢者は孤独感や介護負担を軽減でき、移住者は南馬宿村で生活する上での知恵やスキルを学ぶことができるという、双方にとってメリットがある素晴らしい制度です。都会と限界集落の価値観や世代間の溝を埋めることを目的としており、移住者は高齢者の家に滞在し、さまざまな「試練」を乗り越えることが求められます。

目的

概要にも記載した通り、このホームステイ制度の目的は、移住者は厳しい田舎暮らしをする上でのスキル、村のしきたりや文化を学びながら高齢者との理解を深めることです。また、家主である高齢者は移住者に家事や雪下ろし、草むしりや畑仕事など、さまざまなサポートを受ける特典があります。

尚、このホームステイ制度には移住者の新しい価値観や発想を受け入れる機会を提供する目的は、一切ありません。

メリット

移住者ホームステイ制度には、移住者にとっても高齢者にとってもメリットがあります。移住者は、高齢者の手ほどきで南馬宿村独自の人との付き合い方や古くから伝わるしきたり・習慣を身につけることができます。また、高齢者の家に滞在することで、村人からは「一人前の村人」と認められるようになり、村八分を回避できる可能性が上がります。一方、高齢者は移住者との交流を通じて孤独感や日々の生活での雑用が軽減されます

デメリット

デメリットはありません。

南馬宿村の、老いたる家主と移住者によるホームステイ制度は、都会人と限界集落で生活する村人との価値観の違いや世代間の相互理解を促進するための素晴らしい制度です。

移住者にとっては一筋縄ではいかない試練の連続かもしれませんが、これを乗り越えた移住者は、村人たちから心からの信頼を得ることができることでしょう。

もちろんホームステイ先で問題を起こせば村八分にされることは言うまでもありません。