南馬宿村にはおべべを販売している店、つまり服屋さんがありません。基本的には衣料品は自作するか、得意な人に制作を依頼します。
都会からの移住者は奇抜なデザインのおべべを村に持ち込みますが、ふさわしくない配色や英数字が記載されたおべべは危険だと思います。警戒心の強い村人は、
「都会から我々を惑わしに来た」
と思い込んで思わぬ騒動に発展する恐れがあるからです。
無難な色は、茶色、ねずみ色、深緑、70歳以下の若年層ならよもぎ色や小豆色でも良いでしょう。
衣服の自作は時間と手間がかかります。田舎の村で生活すると言うことは、とても忙しい日々を送ることを意味します。コミュニティを守るために様々な労働を提供しなければなりませんので、若者には時間がありません。また、以前器用な若者が衣服を自作した際に、村人が自分の分も作って欲しいと殺到、過労死してしまったことがありました。
では、どうすればよいのでしょうか?
おべべ作りが得意な高齢者にお願いしましょう。ただし、日頃の行いが良くないと粗悪な衣服しか作ってもらえません。草刈り、雪下ろし、溝掃除、高齢者の移動の手伝い、蜂の巣駆除や肥溜めの管理、汲み取り式トイレのし尿収集を率先してやりましょう。手抜きたら絶対にバレますので抜かりなく。
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