移住者の小泉さんが、今年の暑い夏を快適に過ごすために扇風機を開発しました。
小泉さんが開発したのは、手動式扇風機。未電化の南馬宿村では都会で普及している扇風機が使用できないため、手動で羽を回転させる構造です。
小泉さんは少しでも村人にクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を向上してもらい、村に貢献しようと思って開発したそうです。
ところが村人にデモンストレーションで手動式扇風機の風を当てていたところ、
「小泉さん、わしも頼む」
「アタイもお願い」
と、1日15時間村人に風を送り続けました。小泉さんはこのままでは身体が持たないと思い、交代で扇風機を回すことを提案しました。
ところが村人から強い反発があり、短い睡眠と食事、便所に行く以外はひたすら扇風機を回し続けなければなりませんでした。小泉さんが熱中症で倒れると
「弱っちい」
「情けない」
「だらしない」
と散々村人から悪口を言われ、村八分にされました。その翌日、小泉さんはスズメバチの大群に刺されて命を落としました。
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