村長たるもの、村民一人一人の健康を守ることも重要な使命と考えています。とは言っても南馬宿村は無医村ですから、医療サービスを受けることはできません。細菌やウイルスに負けないよう、強い身体をつくり免疫力を高くしなければこの村では生きて行けないのです。
免疫を高くする秘訣は苦行にあります。自らの身体を痛めつけることによって肉体的にも精神的にも強くなります。しかし、ただ苦行に励むのは時間の無駄…、とまでは言いませんが、己の肉体と精神のみ強化をしてお終いです。
人間は社会的動物と言われていますよね?だったら、高齢者宅の雪下ろし、炎天下での草むしり、臭い肥溜めのメンテナンス、蜂の巣駆除などを苦行に置き換え、率先して実施することが健康な身体を手に入れることに繋がります。
移住者は移住したその日からいろんな仕事をすることになりますが、大半の移住者がそれを嫌がります。移住者が嫌がる理由はとても単純です。押し付けられている、やらされていると思っているからです。草むしりにしろ、雪下ろしにしろ絶対に逃れることはできません、やるしか無いのです。どうせやらなければならないのであれば、言われてやるより率先してやれば仕事を押し付けられたとは感じません。
どうも最近の移住者は行き過ぎた個人主義者に汚染されている傾向が強いようです。でも安心してください、村民が矯正してくれますから。
重敏
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