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平成38年 第二回寒中水泳大会【 70歳以下全員参加】

寒中水泳大会 【遠泳】

天気お婆のキヨさん(98)は言いました。3~4日後に寒波が来ると。

平成38年 第二回寒中水泳大会 ・元旦の寒中水泳大会:実施済 ・2月の寒中水泳大会:9日実施予定 ・3月の寒中水泳大会:未定

南馬宿村では、寒波が来る2月9日に第二回寒中水泳大会を開催いたします。ご承知の通り、当村は無医村であり、薬もワクチンも存在しません。風邪一つが命取りとなるこの村において、己の免疫力を極限まで高めることは、もはや村民の義務。AM5時のスタート時、水温は氷点下に近い状態となりますが、これしきの冷たさに耐えられぬようでは、南馬宿村の厳しい冬を越す資格はありません。弱者は淘汰されるという村の自然摂理に基づき、力尽きる者が救出されることはありません。

寒中水泳

「日頃の行いが悪い者は、入水中に足が攣ったり、水底へ引きずり込まれたりといった『罰』が当たる可能性がある」との不穏な警告が出ております。

大会概要

「我慢」が人を強くし、「排除」が村を清らかにする

無医村・無薬局の南馬宿村では、病にかかることは「自己責任」であり、同時に「村への背信行為」でもあります。浮世ではウイルスや細菌の対策に躍起になっているようですが、南馬宿村の対策は至ってシンプル。すなわち「ウイルスや細菌に負けるような弱者をあらかじめ排除する」ことです。寒中水泳は、単なる行事ではありません。それは、貴方がこの村で生きる資格があるか否かを問う「選別儀式」です。氷の張った水に身を投じ、心臓が止まるような衝撃に耐えてこそ、南馬宿村の空気を吸う権利が得られるのです。

泳法

日本古式泳法のみ。寒中水泳大会で許されるのは日本古式泳法のみです。都会で流行っているようなクロールや平泳ぎといった浅ましい泳法を用いた者は、即座に監視役の村人に拘束され、南馬宿村立刑務所へ収監いたします。

目標距離

40歳以下は3里(約12km)、40代は2里、50歳以上は1里を泳ぎ切ってください。

「そんな距離は無理だ」と弱音を吐く者がいるかもしれませんが、ご安心ください。南馬宿村は助け合いの村です。泳ぎが苦手な方は、水底を這うように歩いて進むことも許可いたします。ただし、真冬の湧き水池で首まで浸かりながら歩を進めることが、泳ぐよりもどれほど過酷な我慢を強いるか、想像に難くないでしょう。

そして、本当の試練はゴール後に待っています。 這い上がった直後の凍えた体に振る舞われるのは、三つ目山の天然氷を削り出した特製・山盛りかき氷です。味付けは食塩のみ。これを完食するまでが競技であり、入水から完食までのタイムを厳密に競います。

着衣

男性は褌(ふんどし)一丁。 女性は「肌襦袢」「半襦袢」、そして「湯文字」の着用を厳守してください。

「水に濡れると透けるのではないか」などという邪念を抱く者は、修行が足りません。そのような雑念こそが免疫力を低下させるのです。ただし、村の美風を損なわぬよう、生地の厚みや重ね方には細心の注意を払い、透けないようにすること。これ自体もまた、南馬宿村の女性に求められる慎みと忍耐の訓練です。極寒の風に晒された布が肌に張り付く時、貴方の精神力は真に試されるのです。

我慢が人を強くする

禁止事項

・近代泳法
・ゴーグルの使用
・不参加(いかなる理由も認められません)
いかなる理由があろうとも不参加は一切認められません。高熱があろうと、腰が曲がっていようと、這ってでも会場へ来てください。南馬宿村において欠席という選択肢は、即、この村の住民台帳から名前が消える(=村八分)ことを意味します。病を言い訳にする者は、病原菌より先に村の掟に淘汰されることでしょう。

会場

南馬宿村営プール(べろべろプール) 所在地:南馬宿村唾敷12

実施日

平成38年 2/9 朝5時スタート 移住者は3時間前に集合して大会に準備をしましょう。

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南馬宿村役場

日本政府に忘れられた唯一の村、南馬宿村。良く言えば自然豊かな環境で人間味溢れる村人たち。悪く言えば江戸時代以下の文明レベルと感情をむき出しにする村民。そんな村八分に移住しませんか?

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